バンクーバー冬季五輪開幕  開会式

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旗手の岡崎朋美選手を先頭に入場行進する日本選手団

 開会式の会場に着いたのは開始2分前だった。席にはすでにたくさんの白い紙ふぶきが落ちており、すでにひと盛り上がりあったことを予想させる。ドームで行われた史上初の屋内での開会式は天井から、紙ふぶきから、観客に配られたケープから、すべてが白く美しく洗練されていた。
 
 カウントダウンが開始されると、白いケープに身を包んだ観客が順番に立ち上がり、白い数字が『10、9、8……』と浮き上がる。最後は大歓声とともにスノーボーダーが五輪マークから飛び出し、華やかに開会。式を通して、今大会のテーマである先住民の尊重と自然との共生のメッセージを随所にちりばめられた壮大なイベントとなった。

 五つの輪がすべて白く光る五輪マークの下から選手の入場が始まると、ギリシャを先頭に続々と各国の選手団が現れた。すべてのアナウンスがフランス語と英語で行われる今大会では、フランスが入場すると立ち上がり声援を送る観客の姿も目立つ。43番目に登場した日本は、旗手を務めたスピードスケートの岡崎朋美(富士急)が笑顔で国旗を左右にはためかせ先陣を切ると、続く各競技の選手たちも日本とカナダの国旗を振り、終始笑顔を見せ、リラックスした表情で行進を続けていた。
■グルジア選手団へ温かな拍手
 リュージュの男子選手が、開幕を数時間後に控えた公式練習で衝突事故死する悲劇が起きたグルジアが登場すると、会場にいる観客、メディア、ボランティアは一斉に立ち上がり大きな拍手を送った。次のドイツが登場しても鳴りやまない温かな拍手に、喪章をつけたグルジアの選手団が手を上げて応えると、さらなる声援が飛んだ。

 観客は最後に登場する開催国のカナダ選手団を待ちきれず、姿が見えるか見えないかのうちから割れんばかりの歓声が飛び、会場のボルテージは最高潮に。岡崎が「カナダの旗手のクララ(・ヒューズ)は私より一つ年上で、私と同じスピードスケート選手。二人のベテラン選手が2つの国で旗手に選ばれた事を誇りに思う」とコメントしたヒューズが笑顔で国旗を振る姿がスクリーンに映し出され、続いて206人の大選手団が続々と登場した。熱狂的な声援が送られた選手はみな、誇りに満ちた表情だった。

 注目の聖火点灯には、パラリンピック金メダリストのリック・ハンセンから火を受け継いだカトリオナ・ルメイ・ドーン(長野、ソルトレークシティー五輪スピードスケート金メダリスト)、スティーブ・ナッシュ(NBAプレーヤー)、ナンシー・グリーン(グルノーブル五輪アルペンスキー金メダリスト)、元アイスホッケー選手のウェイン・グレツキーらが点火し、白く美しい会場に大きなオレンジの炎が燃え上がった。

 洗練されたイメージと重なり、盛り上がり方もどこか静かな印象のバンクーバーだったが、聖火点灯と同時に街にも火がついたようで、帰りのダウンタウンでは歓声がひっきりなしに飛んでいた。この日から始まった、熱く燃え上がるバンクーバー冬季五輪の幕開けを感じさせた。



【実況チャンネル】開会式
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by madame-f | 2010-02-14 06:39 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

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