「夢のカリフォルニア」 ママス&パパス

058.gif今朝はこんな曲を想い出して聴いています
060.gifMamas & The Papas "California Dreamin"



061.gif- ママス&パパス The Mamas & The Papas -

<「夢のカリフォルニア」への思い>
 ママス&パパスが、元々はニューヨークを中心に活躍していたフォーク・アーティストたちの集まりであり、彼らの大ヒット曲「夢のカリフォルニア」は、そんな彼らが暖かな土地カリフォルニアにはせた思いが生んだ曲だということは意外に知られていません。
 実は、彼らは当時まだ未発達だったウェスト・コースト・ロックの開拓者であり、花飾りを身につけて西海岸を目指したヒッピーたちの先駆者でもあったのです。その意味で、彼らはまさに「フラワーピープルにとってのママス&パパス」だったわけです。
 しかし、そんな彼らはヒッピー世代のコミュニティーが60年代末に夢破れ崩壊していった過程さながらに、70年代にはいるころには内部崩壊し、この世から姿を消してしまいました。
 「夢のカリフォルニア」は、まさに夢の理想郷「失われた60年代カリフォルニア」への思いを込めた望郷の歌であり、鎮魂の歌なのです。

<ママス&パパスの源流>
 ママス&パパスの源流をたどるには、1960年代初めのニューヨークへと話しを戻さなければなりません。ママ・キャスことキャス・エリオットは、夫のジム・ヘンドリックス、ティム・ローズと3人でビッグ・スリーというフォーク・トリオを結成し、アルバムも発表していました。
 同じ頃、デニー・ドハーティーは、後にラヴィン・スプーンフルを結成することになるザル・ヤノフスキーらとともに、ハリファックス・スリーというバンドを組みアルバムの録音も行っていました。
 しかし、二つのバンドはすぐに解散、そのメンバーが集まって、キャス・エリオット&ビッグ・スリーが結成されアルバムを録音、さらにそのメンバーに、後にザルとともにラヴィン・スプーンフルを結成するジョン・セバスチャンが加わりマグワンプスという幻のバンドが結成されました。しかし、このバンドはアルバムの録音をしたものの、実質的な活動をしないまま解散してしまいました。アルバムも結局未発表のままとなっています。(この後すぐにラヴィン・スプーンフルが結成され、独自のポップ・サウンドで一時代を築くのです)

<ニュージャーニーメン>
 キャスは、なんとこの後ジャズ・シンガーとしての活動を始め、デニーは、ニュージャーニーメンに参加することになります。そして、このバンドにジョンとミッシェルのフィリップス夫妻が所属していたわけなのです。時代はフォークから電気楽器を用いたフォーク・ロックへの変化の時をむかえようとしていました。ニュージャーニーメンもフォーク・ロックへの転換を目指しエレキ・ギターを導入、その活動の場をカリフォルニアへと移しました。そして、そこで再びキャス・エリオットと合流。ついに、1965年キャス・エリオット、デニー・ドハーティー、そしてフィリップス夫妻からなるザ・ママス&パパスが誕生しました。(ちなみに、ニュージャーニーメンの前身であるジャーニーメンには、スコット・マッケンジーが在籍していた。このつながりが、後にジョン・フィリップス作の大ヒット曲「花のサンフランシスコ」を生むことになる)

<夢のカリフォルニアにて>
 彼らは先ずLAで昔からの友人だったバリー・マクガイアのバック・コーラスとして活動を始め、彼の紹介で、できたばかりのレーベル、ダンヒルのオーナー、ルー・アドラーと知り合い、契約を交わすことになりました。(バリー・マクガイアは、同じ年「明日なき世界」でソロ・デビューしています。この曲は、なんとベトナム戦争を批判したため放送禁止になったにも関わらず、全米ナンバー1に輝いた曲で後にRCサクセションも「カバーズ」で取り上げています)
 こうして、デビュー・シングルには、フィリップス夫妻がバリー・マクガイアのために書いた曲「夢のカリフォルニア」が選ばれ、1965年に発売されます。そして、この曲はいきなり全米4位の大ヒットとなり、セカンド・シングル「マンデイ・マンデイ Monday.Monday」はいっきに一位を獲得、ファースト・アルバム"If You Can Believe Your Eye and Ears"もロング・セラーを記録し、彼らは一躍トップ・スターの仲間入りを果たしました。
 時は1965年、ボブ・ディランがフォーク・からロックに転向し、フォーク・ロックの原点と言えるザ・バーズの「ミスター・タンブリンマン Mr.Tambourine Man」(ボブ・ディラン作)が6月には全米ナンバー1になっていました。
 西海岸から登場したママス&パパスは、そんなフォーク・ロックの流れともうひとつサンフランシスコを中心に盛り上がりつつあったフラワー・ムーブメントの流れの両方にのって、一気にブレイクして行きます。(彼らのファッションは、代表的なフラワー・ムーブメントのそれでした)
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by madame-f | 2011-06-12 06:33 | お気に入り | Trackback | Comments(0)

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