『七宝の魅力を伝えて』 加藤芳郎 from Wien

加藤七宝 三代目・加藤芳郎さんがジュネーブまで出掛けて七宝の魅力を伝えています029.gif

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NHK BSプレミアム 「極上 美の饗宴」

シリーズ 世界が驚嘆したニッポン(2)「色彩の攻防 七宝・飛躍の30年

059.gif 放送日 11月14日(月) 午後9時00分~9時58分


NHK BSプレミアム「極上 美の饗宴」という番組は、タイトルにあるように極上の美術を堪能し
深く掘り下げていく、本格派の美術番組です。

今回のロケは、明治期の日本の工芸3種類、金工と漆芸そして七宝にスポットを
当てた内容で、それぞれで1時間の番組が組まれます。

ジュネーブではある倉庫に毎朝通い、出されてくるたくさんの七宝作品を鑑賞し、
烏滸がましくも僕がコメントをするというものでした。

テレビ出演なんて、もちろんそんな経験ないですし、間違ったことも言えないので、
撮影のときは暑くもないのに汗が吹き出るほどの緊張に襲われながらでした。

(結局、最後までカメラを向けられることに慣れたりはしませんでした。。。若干?かなり?
お聞き苦しかったり、変なこと言ってたりするかもしれませんがご了承下さい。)

出てくる作品はどれも非常に高度な技術に裏打ちされた、まさに極上の尾張七宝と
言えるものばかりで、終始作品に圧倒されていました。

(凄すぎて、だんだん言葉が無くなり同じようなことしか言えなくなりました。
とにかく、その美的センスと神業的な技術に驚きです。)

明治期の日本の工芸は全般的にピークを迎えたとか言われているのですが、
納得せざるを得ないかなと思ってしまいますね。

単純に現代と明治期を比較することは、時代背景や世情などの諸条件がまったく
違いますから無理があるのですが。。。

例えばその価格。

明治期は、職人としてとにかく極限の仕事を追求することが可能な時代でしたので、
多くの職人が育ち、究極の作品とも言えるものがたくさん生まれました。

(究極の作品の数々はぜひ番組をご覧になってください。)

もの凄く高い技術を持った、たくさんの職人が生業として成り立てていたのですから、
当たり前なのですが、その価格もやはり究極で、一説によるとひとつの作品で家が
一件建てられるほどの価格で取引されていたとか。

残念ながら、現代はそういったもの作りの土壌が全く変わってしまいました。

明治期の究極的作品は、作り方は見当がついても、再現することはまず不可能に
近いでしょう。(どなたか時間も予算も上限なしでいいからぜひ作ってくれという方いませんかね。
その時は本気で考えてみます。)

すこし、本題からそれてしまいましたが、向こうでの経験は言うまでもなく、大きな経験でしたし、
これからの制作にもいい刺激になったと思っています。

また、こんな話がなければ、出会うことのない人たちとの出会いは、何よりの収穫でした。

まだ、その後の撮影は続いていて変な汗も出していますが、こんな機会を頂いたNHKの
番組スタッフさんに感謝感謝です。

こちらの都合で4泊6日の強行スケジュールで行ったジュネーブでしたが、これだけでは
書ききれないほどの思い出でいっぱい刺激的な旅でした。

その辺りはまたいつか。 』  by 加藤芳郎

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こんな感じで、博物館級のものを間近に観ることが出来ました。
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by madame-f | 2011-10-22 05:51 | お知らせ | Trackback | Comments(0)

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